お嬢様にこんな口を聞くなんて、普通の執事じゃありえないだろう。 やったら即クビだろうな。 でも、僕とフローラは同い年の幼なじみだ。 他の使用人に見つかったら怒られるが、フローラは僕に普通に話してくれと言ってくれる。 「ギルバート、今日の予定は?」 ブロンドの美しい髪をとかし始めた彼女はさっきと打って変わって、まさに完璧なお嬢様という感じだ。 僕も執事モードへと切替える。