まぁ、とにかく情報が無いとなると……


…………どうすっかなぁ


と、そんな事を考えている時、

コンコン

『……入ってくれ』

ガチャ

「……よ」

『…………光一、どした?』

「いや、もう夕飯の時間だぞ?」

パッと時計を見ると、7時を過ぎていた。

『……………マジか』

「おぉ、ってか何をそんなに熱心に調べてんだよ」

そう言うと部屋に入り、PCを覗き込んでくる光一。

『……なぁ、光一、邪鬼って族知ってるか?』

「邪鬼?この辺の族か?聞いたことねぇぞ」

「…………だよな」

「何でだよ」

そう言うとPCに向けていた顔を私に向ける。