殺す少女と堕ちる男達 2

拓哉side

今日は、学校が無かったから午前中からバイトを入れてた。なので、いつもバイトに行く時間位に上がれた。そして今は、病院に向かってる。

いつも通りの道を、いつも通り通っていく。ただ、いつも通りじゃなかったのは、

「……………………あれ?」

何故かナルが病院から出てきた事。

ナルはこっちに気づいていないらしく、普通に歩いてくる。だが、途中で顔を上げた時、

『…………あ』

バッチリ目が合った。

「ようナル、お前こんな所で何してんだ?」

ナルの方へ歩きながらそう聞く。

『…………いや、拓海がな』

…………は?拓海?なんでナルが拓海の事知ってんだ?

「お前、拓海の事知ってんのか?」