殺す少女と堕ちる男達 2

「……そういや、今日久しぶりに仕事だろ?行く前に体動かしておけよ」

『……そうだな。最近刀を振ってないから訛ってる』

「……あぁ、もう怪我して帰ってくんなよ」

『……あぁ』

「…………なぁ、ナル、こっち向け」

身体は抱きしめられて動かせないので、首だけ光一の方へと角度を変える。

『……?』

すると、急に光一の顔が近ずいてきて、

チュッ

唇に一瞬で優しいキスをした。

「……お守りな」

……どんなお守りだよ