殺す少女と堕ちる男達 2

『……光一か。おはよ』

「……おはよ」

光一はそう言うと、部屋に入り私の座っている椅子の隙間に、私とは逆向きに座る。

「……俺、ナルのピアノ聞いたの、2年ぶり」

『…そういや、光一が帰ってきてから弾いてなかったな』

「あぁ、。…………上手くなったな」

『……ん、ありがと』

「あれ、弾いてくんね?ノクターン」

……あぁ、そうだったな。何故か光一はノクターンが大好きだ。

『…………ん』

「♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪」

ノクターンを引き終わると、後ろから抱きしめられる。