殺す少女と堕ちる男達 2

メロンパンを片手にソファから身体を起こし、ドアを開ける。

「あ、やっぱりいたっスね」

そこには、やはりここに来るのは珍しい啓太が立っていた。

『…悪いな、抜けて』

「いや、大丈夫ッス、あ、入りますね」

……こやつ、「入っていいっスか?」ではなく「入りますね」だと。相変わらず敬ってんだか敬ってないんだか分かんない奴だ。

何かを言う前にそくそくと部屋に入っていった啓太の後を追うように、ドアを閉じて成美も中へと戻った。


「うわぁ、こざっぱりした部屋ッスねー!!女子らしさ皆無っす!」

…コイツは喧嘩を売りに来たのか?

「あ、メロンパンだ、1個貰うッスね」

…よし、やはり喧嘩を売りに来たようだ。買うぞこら。