殺す少女と堕ちる男達 2

そしてそろそろケーキを、という所で、事件は起こった。

「本当にごめんなさいね!冷蔵庫に入れて置いたと思ったんだけど…」

冷蔵庫に入れておいたと思ったケーキ達がキッチンのテーブルに置いたままであり、そしてたまたま開いていたキッチンの窓から、たまたま居合わせた猿が入り、美味しそうなケーキを見つけ食い荒らして行ってしまったのだと。

……いやどんな悲劇?

「見つけた時にはもうぐちゃぐちゃで。とてもじゃないけど食べられるような代物じゃないのよ……」

ちなみに今話してくれたのはいつもご飯を作ってくれるの、食堂のおばちゃんだ。そして別名‘我らのマミー’。

いや、今はそれよりもケーキだ。
ケーキを楽しみにしていた大の男共は一気に落ち込み、親に叱られた子供のようにシュンとしている。そしてなにより、春馬が涙目なのだ。

これはまずい。