殺す少女と堕ちる男達 2

それから啓太にぱしらせ、カップケーキを食べて樹から離れた。樹は不服そうだったが、仕方ない。まだプレゼントを渡す相手は残っているのだ。

そして朔夜や光一と、本家メンバーが挙って座る場所へ行く。

『…よ、光一』

まずは手前にいた光一に話しかけた。

「あ、ナル。やっと来たのかよ」

『……あぁ、ホレ』

そしてプレゼントを渡した。光一のはちょっとお高めの万年筆である。前にかっこいいとかなんとか騒いでたやつだ。

「おぉ、ありがとな。開けていいか?」

『あぁ』

光一が箱を開ける。

「うぉ!これ欲しかったやつ!」

『…あぁ、たまたま見つけたから』

「とか言ってあれだろ。めちゃくちゃ探し回ってやっと見つけた感じだろ!ほんとにお前ってツンデレ…いっでぇ!!」