樹が、似合うと思って選んでくれた。この美しいブレスレットを。
『……似合うか?』
ブレスレットを手首に付けて樹に見せると
「…うん、すごくよく似合ってるよ」
そう言って、嬉しそうに微笑んだ。
私には綺麗すぎる。だが樹は似合うと言ってくれた。ならそれでいい。私が信じる仲間が、似合うと言ったんだ。
きっとこれは、私に似合ってる。
口角が緩み、何となく樹の肩に顔を埋める。私にも案外、乙女心というものが存在したらしい。先ほどの瞬の口紅もそうだ。
これは嬉しいな。
『……ありがと』
そう呟いた言葉は、とても温かみを帯びて、優しかった。
『……似合うか?』
ブレスレットを手首に付けて樹に見せると
「…うん、すごくよく似合ってるよ」
そう言って、嬉しそうに微笑んだ。
私には綺麗すぎる。だが樹は似合うと言ってくれた。ならそれでいい。私が信じる仲間が、似合うと言ったんだ。
きっとこれは、私に似合ってる。
口角が緩み、何となく樹の肩に顔を埋める。私にも案外、乙女心というものが存在したらしい。先ほどの瞬の口紅もそうだ。
これは嬉しいな。
『……ありがと』
そう呟いた言葉は、とても温かみを帯びて、優しかった。
