その後瞬に腕時計を渡すと、男心が分かってるだのどーのこーのと、まぁとにかく喜んでくれた。
次は樹だ。樹は昼頃起きたにも関わらずまだ眠いらしく、目を擦っている。
『…よ、樹。メリークリスマス』
少し離れた場所にいた樹のそばに行き、プレゼントを渡した。瞬に渡したのは腕時計だが、樹に選んだのはレトロな懐中時計だ。瞬は機械的なものを好むが、対して樹は昔っぽい物を好む。
「ナル、これ、くれるの?」
『……ん、樹の好きそーなやつ』
そして樹はやはり喜んでくれた。
「ありがとう。ナルに貰えるものならなんでも嬉しいけど、やっぱりナルは僕をよくわかってる」
そう言ってふわりと微笑みながら、正面から成美の肩に顎を置き、背中に腕を回す樹。そんな樹を成美も抱きしめる。
『当たり前だろ。樹の事なら、なんだって分かるさ』
「ふふ、やっぱり好き」
『ん、私も好きだぞ』
次は樹だ。樹は昼頃起きたにも関わらずまだ眠いらしく、目を擦っている。
『…よ、樹。メリークリスマス』
少し離れた場所にいた樹のそばに行き、プレゼントを渡した。瞬に渡したのは腕時計だが、樹に選んだのはレトロな懐中時計だ。瞬は機械的なものを好むが、対して樹は昔っぽい物を好む。
「ナル、これ、くれるの?」
『……ん、樹の好きそーなやつ』
そして樹はやはり喜んでくれた。
「ありがとう。ナルに貰えるものならなんでも嬉しいけど、やっぱりナルは僕をよくわかってる」
そう言ってふわりと微笑みながら、正面から成美の肩に顎を置き、背中に腕を回す樹。そんな樹を成美も抱きしめる。
『当たり前だろ。樹の事なら、なんだって分かるさ』
「ふふ、やっぱり好き」
『ん、私も好きだぞ』
