殺す少女と堕ちる男達 2

「ナル、安心しろよ。お前には頼もしい俺という兄貴が付いてるからな」

『……頼もしい限りだ』

……本当に、頼もしい限りだ。朔夜は兄貴分として申し分ない。だが同時に怒らせでもすれば、その瞬間に世界は終焉を向かえる。朔夜を敵に回した時点で、そいつに勝ち目はない。と誰もが思っている。

まぁ、時期に西城組、裏世界のトップに立つ男だ。当然といえば当然なのかもしれない。


それから朔夜、光一、春馬、瞬、樹達とまったり過ごし、着々と時間は過ぎていった。そして夜の7時。本家の居間で豪華な食事を取り囲み、パーティーは始まった。


「「「「「カンパーイ!!」」」」」

私の隣には瞬と春馬が座っている。


「うっめぇ!何これうっめ!」

「うおぉぉ!エンドーマメェェェエ!!」

「すっげぇサンタのパンだぁ!」

だから子供か