殺す少女と堕ちる男達 2

幽霊のようにヌッと後ろから現れた朔夜。
そして、朔夜が現れた途端に私から離れ、ビクつく光一

『………………』

「ようナル、元気にしてっか」

『…あぁ。もう1人は元気無くなったけどな』

「あぁ?誰の事だ?」

『………………』

そういうと朔夜は光一の方を向き、わざとらしく

「おーおー、居たのか光一。俺の妹になんか用か?あ?」

なんて言った。笑顔なのが余計に怖さを倍増させている。一応言っておくが、朔夜は光一よりも歳下だ。

「……お前、俺の応援するっつってたじゃねぇか!」

「あ?前にも言ったろ俺はナルの味方なんだよ。勝手に連れ出した挙句、上手く丸め込んで同じベッド寝るような奴はに渡さねぇよ」

「だぁかぁらぁ手は出してねぇって言ってんだろうが!」

「足は出したんだろ」

「んぬっ……」

『………………』

………………………………。