「おい!起きろナル!」

『…………ん』

「おい、いつまで寝てんだ!」

『…………んー?』

目を開けると、そこには瞬と樹がいた。

「お前、まじついてねぇな」

「…………ナル」

…………え、なんで2人して可哀想なものを見る目?

『…………なんだよ?』

「はぁぁ、今日体育祭と文化祭の役決めしたんだよ」

『……体育祭と文化祭?』

「あぁ、それで、体育祭の役は、お前は寝てたから五十嵐が勝手に決めた」

『……………………』

「ナル、リレーと借り物競争と騎馬戦だって」

『……………………何それ?』