「お前ら、夏休み明けで気が滅入ってるとは思うが、これから体育祭、文化祭だがある。すぐにその準備に取り掛かるぞ。分担は今日決める。まずは体育祭からだ」

「俺リレーが良い!」

「俺も!」

「俺なんでもいい」

「よし、それじゃあ――と―――がリレー、他には?」

「じゃあ俺借り物競争!」




そんなクラスの会話は、机で爆睡していた私に、聞こえるはずもなかった。