殺す少女と堕ちる男達 2

『さっきから何を懸念してるのか分かんねぇけど、多分お前らが思ってる様なことは起こってない。光一が息抜きに水族館とメロンパン農園に連れてってくれたんだ。お土産もある』

話しながら車の後部座席のドアを開け、大量のメロンパンを見せる。

と、案の定黙った。

「……おいナル……お前これ……全部メロンパンなのか?」

『……そーだ。全150種類買ってきた』

「150?!」

「……ナル……」

「………………」

瞬と樹は呆れ、啓太はもはや絶句である。
確かに私も、少し買いすぎたと思わない事もなかったような気がする。一つ一つの大きさもビッグな為、値段も場所も余計にかさばる。だがこればっかりは仕方が無い。150種類あると知った時点で、買う以外の選択肢はないのだ。財布は死んでしまったが。

「はぁ、まぁ続きは後だ。さっさと部屋に入んぞ」

まだ続きがあるのか

そんな瞬の一言で部屋に入れたはいいものの、説教は第2ラウンドに入り、私が言い訳という名の意見を言うと更にヒートアップした。ので、黙った。光一は先程からとんと見かけないが、気にしないことだ。