殺す少女と堕ちる男達 2

それから2時間、やっと到着した場所。そこは一日ぶりの我が家

「おーおー、随分と長ぇ家出だったじゃねーかおい」

否地獄であった。

光一の運転する車が西城組の敷地に入ると、本家からも家からもぞろぞろと人がでてきた。皆顔は般若である。

疲れて寝てしまった春馬を背中に背負い車から降りれば、そこはもう地獄の地。

「おいナル!お前どこ行ってたんだよ!」

「ナル、何かされてない?」

「ナルさん無事ですか?!」

目の前に瞬、樹、啓太、と順番に迫ってくる。皆顔は穏やかじゃない。まぁ家出して帰ってきて、’おかえりなさい’とはならないよな……。質問もおかしい気もするが。

『……大丈夫…だぞ…?』

「本当に?何もされてない?何かされたとかならすぐに言って。僕がヤるから」

おい樹。まさかヤルって殺るじゃないよな?一応上司だぞあいつ。