殺す少女と堕ちる男達 2

まぁ、、、いいか。余計な事をネチネチと考えても仕方がない。家でだって、建物や部屋は違えど一緒に住んでいるようなものだ。

「ナルちゃんナルちゃん!このベッドフワフワだよ!」

春馬はそう言って、2つある内の1つのベッドでモフモフしている。

『……うん、春馬は一緒に寝るか』

「ナルちゃんと一緒に!?」

そう言うと、目をキラキラと輝かせて私を見る。何だこの愛玩動物は。

「あー?お前俺と寝るんじゃねーのかよ」

すると、横から不機嫌そうな光一がヌッと出てくる。

『……いや、なんで約束してたみたいになってんだ。寝ないからな。私は春馬と寝るんだからな』

「いーやダメだ。いくら春馬でもこればっかりはダメだな。あいつも12だが男だ」

『お前みたいな変態と一緒にすんな』

「男は皆変態だ」

『ドヤ顔で言うことか』