殺す少女と堕ちる男達 2

と、言いつつも暇だったから、精一杯の力を使った。勿論物理的な。

結果的に知恵の輪は外れて少し嬉しかったが、光一に残念な顔をされた。

なぜだ、、、





それからドライブは続いた。因みに春馬は今さっき起き、状況を理解した途端私に抱きついてきた。


やはり春馬も聞かされていなかったらしい。寝ている春馬に、光一が着替えだけさせて、そのまま車にぶっ込んだのだろう。

『……なぁ、それより、何も言わないで抜けてきて大丈夫なのか?』

「あー、へーきへーき。置き手紙書いてきた」

「なんて書いてきたのー?」


「家出します。探さないでください

by光一&成美&春馬」

『いやなんでだ』

「あはは!家出三兄弟みたい!」

「バッカ、兄弟じゃねぇ、家族だ」

「それじゃー兄ちゃんとナルちゃんが夫婦?」

「よく分かってんじゃねーか春馬」

「おー!じゃあ新婚旅行だねー!」

『………………』