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がっしりと握られた私の両手。
「ねぇねぇ成美ちゃん!どうなの?今ウチの拓哉とはどんな感じなの?」
『……えぇ、、と、?』
「順調に進んでるの?何処までいったの?」
「おい!母さん!」
「A?それともB?Cまでいっちゃったりして!」
「母さん!!!!」
『…………………………』
何故こうなったのか。時は2時間前に遡る。
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学校帰り、1人で校庭を歩いていた時に、後ろから拓哉に呼び止められた。
「おぉ成美!お前今帰りか」
『……拓哉、なんか久しぶりだな』
「あぁ、だな」
拓哉達とは、屋上で話してから1週間位あまり顔を合わしていなかった。何でも、千桜の方で色々と忙しかったらしく、まともに学校にも来ていなかった。
