殺す少女と堕ちる男達 2


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がっしりと握られた私の両手。

「ねぇねぇ成美ちゃん!どうなの?今ウチの拓哉とはどんな感じなの?」

『……えぇ、、と、?』

「順調に進んでるの?何処までいったの?」

「おい!母さん!」

「A?それともB?Cまでいっちゃったりして!」

「母さん!!!!」

『…………………………』


何故こうなったのか。時は2時間前に遡る。

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学校帰り、1人で校庭を歩いていた時に、後ろから拓哉に呼び止められた。

「おぉ成美!お前今帰りか」

『……拓哉、なんか久しぶりだな』

「あぁ、だな」

拓哉達とは、屋上で話してから1週間位あまり顔を合わしていなかった。何でも、千桜の方で色々と忙しかったらしく、まともに学校にも来ていなかった。