殺す少女と堕ちる男達 2

「ってあ!そう言えばナルさんに渡しておく物があったっス!」

すると、何やらポケットをゴソゴソと漁りだす。

「お!あった!これ、ナルさんにあげるっス」

啓太が掌の上に置いて差し出したのは

『……ネックレス?』

それも少し高そうな、青い石のネックレス。

「はい!これ、ナルさん好きそうだなぁと思って、この前買ってきたんス!どうっすか!」

『…………綺麗だな』

「ですよね!付けてあげるっス」

そう言うと、私の後ろに回ってネックレスを首に付ける。

…………うわぁ、キレイ。

「よし!うん、いい感じッスね!」

『……ありがとな、啓太』

「いえいえ!毎日付けて下さいッスね!」

『……あぁ』