「家は別に用意してある。金も負担する。明日からは、そこから学校に通え。仕事も今日で終わりだ」

「ま、待ってください、何故急に」

そう言うと、顔を顰める父さん。

…………何故だ。この家から私を勘当するなんて、この人にとっては、大事な道具が無くなる。デメリットでしかないはず。

「……いいか、もうここには来るなよ」

…………私にしたら、これ程嬉しいことはない

「分かりました、ありがとうございます」

…………理由は全く分からない。あの人は計算高く、気まぐれでこんな事をいう人ではない。でもなんにしろ、私は、、、


夢が現実になった。



成美さん、本当でしたよ。諦めなかったら、夢は現実になりましたよ。