殺す少女と堕ちる男達 2

「…………たくっ、そんなんじゃ体育出来ねぇだろうが」

『あぁ、すげぇ残念』

「絶対思ってねぇだろ」

……何だよその棒読みは。

にしても、近くで見ると本当にひどい怪我だ。こいつの態度こそはいつも通りだけどな。


やっぱりこいつ、相当危険な事してんじゃ……。

理事長の話で、多少は理解してるつもりだった。でも、こんなに怪我するような事をするとは思わなかった。



「…………はぁぁ、ほんとにお前って謎」

『………………』

「……ってかお前今日補習だからな」

『…………え、マジ』

「マジだ。この前の提出物お前また出さなかっただろ」

そう言うと、なんの事か分からないような顔をする。こいつ絶対また寝てたな。