殺す少女と堕ちる男達 2

五十嵐side

今日、有栖川が4日ぶりに登校してきた。

だが、腕の骨を折っているようだ。他にも包帯を至る所に巻いている。

………………この4日、何があった?


と、そんな事を考えているうちに、ホームルームの時間になった。

「席につけ!」

有栖川は、いつも通りぼーっとしている。

それからホームルームが終わり教室を出ると、丁度有栖川も出てきたところだった。

『…………あ』

「…………お前なぉ、何だよその怪我」

『…………転けた』

「……………………」

………………明らかに転けた怪我じゃねぇだろ。いや、階段100段くらい落っこちて、何とか死にませんでしたって位の怪我なら納得出来るけどな。

「…………はぁぁ、あんまり無茶すんなっつってんだろ」

『…………無茶はしてねぇ』

…………あぁ、だな。こいつの無茶って言ったら、死ぬくらいじゃないと無茶って言わなさそうだもんな。いや、死んだら無茶もクソもねぇけど。