殺す少女と堕ちる男達 2

若の前に座る。

「……任務ご苦労だった」

『……いえ』

「……体制を崩してくれ。良くやったな、ナル」

そう言うと、とても優しい目で私を見る若。

「……無事に帰ってきて何よりだ」

『…………ありがとな』

「……にしても、結構な怪我をしたな。それじゃあしばらくピアノも弾けないだろ」

『……あぁ、ただでさえ最近弾いてないんだ。早く治さないとな』

「……はは、そうだな。お前はリハビリもストイックそうだし、すぐに治るだろ」

『……まぁな』

「……ナルがいない間、みんなすごく心配してたぞ。光一と咲夜なんか、常に眉間にシワを寄せていたぞ」

『…………本当に心配かけた。咲夜にはここに来る間に会ったが、光一にはまだ会ってないんだ』