殺す少女と堕ちる男達 2

「私についてきてください。お仲間さんが殺されたくなければ」

そう言うと、そいつは拳銃の銃口を成美から俺達に向ける。

「てめっ」

「ナル!」

「……チッ」

それでも成美は、焦る様子も無く、ただ目の前のそいつを見ていた。そして、懐に手を入れると、

カチャ

「ナ、ナル!」

「お前、」



成美は、無表情で、そいつの持つ物と同じ、拳銃手にしていた。

そして、目の前のそいつに向ける。