殺す少女と堕ちる男達 2

そして、日にちはあっという間に過ぎて、今日は○月✕日。時刻は19:50。六番倉庫に車で5人と向かっている。

瞬と樹には、事のあらましを簡単に伝えた。すると光一と同じように、1時間以内に帰ってくる事を条件に行かせてもらえた。


「……ナル、平気?」

『……あぁ、心配すんな』

隣に座る蒼が、心配そうな顔で私を見る。そして車内には、重々しい空気が流れている。

『…………それより、闇討ちにあった奴らは平気なのか?』

「……今は全員病院で安静にしていますよ。重症でしたが、命に別状は無かったので」

『……そうか』

「おいナル、相手の情報は全くわからねぇ。気をつけろよ」

『……あぁ』

そして、そんな会話をしているうちに倉庫前に着く。

そして全員車を降り、倉庫の扉前まで行く。

「………………開けるぞ」

そして、扉を開けた彪吾を先頭に、倉庫へと入っていった。