殺す少女と堕ちる男達 2

夜の0:28

藤崎財閥にて。

「な、何なんだね君は」

今目の前にいるのは、藤崎財閥社長 藤崎 慎吾。

『……お前と取引をする』

「取り引き?何を言っていいる」

今の私の格好は、黒い長ズボンに黒いパーカー、黒いフード、黒いマスク、全身を黒で覆っている、他人が見たらただの不審者だろう。

『……違法な取り引きはお手の物だろう?』

「っっ!な、何故それを!!」

『証拠は全て揃えてある』

そう言って、ポケットから印刷した証拠の資料を出し見せる。

「っっな!、こんな事まで!!」

『……ここで取り引きだ。お前の返答次第で、これを世にばらまく』

「ま、待て!待ってくれ!望みはなんだ!金か?」