殺す少女と堕ちる男達 2

「……分かった。でもナルちゃん、無理しなくていいからね」

「……邪鬼がどんな族なのかまったく分からないので、気をつけてください」

……本当に、こいつらはメンバーがやられてるのに、私なんかを気にかけるところ、本当に良い奴だな。

『…………ありがとな』

「いえ、ではもう遅いので、気をつけて帰ってくださいね」

「じゃあね、ナルちゃん」

『……あぁ、じゃあな』

そして、二人と別れて家に帰る。