殺す少女と堕ちる男達 2

すると、拓哉が黒ずくめの男を取り押さえながら立たせる。

「クソっ!離せ!」

そして、黒ずくめの男は暴れる。だが、私の顔を見ると、

「てぇめぇ!ふざけんな!袋引っ掛けやがって!」

『…………お前が勝手に引っ掛かったんだろ』

「違ぇよ!てぇめぇが引っ掛けたんだろうが!」

『…………いやお前が、、ってか誰お前』

「あぁ!?俺は邪鬼っつー族の人間だよ!お前覚えてろよ!」

……………………邪鬼。こいつが。

「たくっ、行くぞ」

そいつがそう言うと、拓哉が押さえたまま何処かへと連れて行った。

残ったのは私と仁と藤崎の3人。