一途な御曹司と16歳の花嫁

場の空気の読めないつまらない女だって思われたのかな。


遊び相手にもならないって、愛想をつかされたのかも。


そんな風に感じたら、思わず胸の奥がジンと痛くなる。


彼に嫌われたって思うだけで少し寂しい。


私ったらもうすでに、伊織さまにはまりかけているみたい。


アブナイよ、こんなの。自分からスキンシップが嫌みたいに言ったくせに、もっとくっついていたいって自然に思っちゃうなんて。


伊織さまは本当に危険、こんな綺麗な男の人から迫られることの喜びに慣れてしまったら、私はダメになってしまう気がした。


父との約束なんて絶対に守れなくなってしまいそう。


「じゃあ、つむぎ、恋人から始めるってことでいいな?」