一途な御曹司と16歳の花嫁

「もっとお互いのことをゆっくりと時間をかけて知り合っていきたいです。ですからキッ、キスとかそういうことは控えたいんです」


我ながらナイスなアイデアかなと思った。


これ以上、スキンシップが激しくならないように食い止めたい一心で彼にお願いしてみることにした。


これで2ヶ月間なんとか時間稼ぎができないかな。


「俺に触られるのは嫌か?」


伊織さまの声のトーンが下がる。


怒っているというよりちょっと残念そうな表情を浮かべている。


「い、いえ決してそんなわけでは。でもまだ恥ずかしいです」


彼の機嫌を損ねないように細心の注意をはらわなくてはいけない。


「なあつむぎ、俺は男だからお前を早く自分のものしたいとおもう、意味はわかるよな?」


「は、はい」


それは私にだってわかる。