一途な御曹司と16歳の花嫁

ため息を吐くように呟いて、少し力を緩めてくれた。


そして、今度はおでこに軽くキスされた。


「伊織さま、いけません」


「どうして?夫婦なのに」


「これから、学校へ行くのに。こんなことをするのは不謹慎です」


「ふっ、なんだそれ。真面目かよ」


彼が楽しそうに笑う顔にドギマギしてしまう。


いつのまにか、彼の膝の上に座らされていることに気がつき身体中がカッと火照ってくる。


血液の温度が一気に上がったような気がして、心臓がドキドキした。


「つむぎ、顔真っ赤」


至近距離で彼の綺麗な瞳にとらえられて心がとろけてしまいそうになる。


「つむぎからも、して」


え、え、何を?


この場合キスしろってことだよね、どこに?


いやいや、聞き返すのはヤボというもの。ムードを壊して怒らせてはいけない・・・よね。