一途な御曹司と16歳の花嫁

弟は得意げな笑みを浮かべる。


「え、どうして?」


「今まで内緒にしてたけどもう結婚するんだからいいよな。
あのさ、留学先でも姉ちゃんのことが全然忘れられない伊織くんに姉ちゃんの情報を逐一伝えてあげてたの俺だから」


「は?なにそれ?」


「伊織くん、姉ちゃんのことよく知ってただろ?」


「・・・」


でもそう言えば、なぜか彼は私のスリーサイズなんかも知ってたっけ。


「な、直樹ーっ。あんたは勝手にもうっ」


憮然として弟を睨んだ。


にしても私の情報が筒抜けだったなんて、顔から火が出そう。


「いいじゃん、別に2人が両思いってことくらい俺には初めからわかってたし、こうなるような気がしてたんだよな」


「だからってスリーサイズなんてどうやって?」


「いや、姉ちゃんの高校の制服の注文書に書いてたからそれを教えてあげただけだけど」