一途な御曹司と16歳の花嫁

「いえ、私も今度のことでは深く反省をいたしました。娘の気持ちを無視し続けて危うく大変なことになるところでした」


父は私の顔を見て、悪かったと謝ってくれた。


私は泣きながら首をふる。


「ごめんなさい、お父さん。お父さんの言うことを聞かなくて、勝手なことばかりして」


父は私の肩を軽く叩いて、何度も謝ってくれたから涙が止まらなかった。


ごめんなさい、お父さん。


私のために辛い立場においこんでしまったのに、私はそんな父をひどいとさえ思ってしまったっていうのに。


こうして、許してくれて頭を下げてくれる父からはやはり私への深い愛情を感じた。


それから父と母と私の3人で抱き合いながらシクシク泣いた。


両親がこんなにも私を大切に思ってくれていることが嬉しかった。