優しく諭す様に言う旦那様は、イオくんの肩をポンポンと叩く。
これにはイオくんもびっくりしたように目を見開いて固まってしまう。
普段は厳しい旦那様が、こんなふうに父親の顔を覗かせるのを初めて見たような気がした。
「篠田くんすまん。息子の不始末をこの通り許してくれ」
「申し訳ありません」
旦那様がうちの両親に頭を下げるとイオくんも慌てて同じようにした。
「顔をお上げください。2人とも無事に戻ってきたんですから」
父はもっと身を低くして焦っている。
旦那様にここまでされては、父はどうしていいか分からず恐縮した様子だった。
父は真面目で忠義一筋の堅物だ。
今回のことも私と結婚させたら不敬になるからと職を辞してお屋敷を去ろうとしたくらいだから。
これにはイオくんもびっくりしたように目を見開いて固まってしまう。
普段は厳しい旦那様が、こんなふうに父親の顔を覗かせるのを初めて見たような気がした。
「篠田くんすまん。息子の不始末をこの通り許してくれ」
「申し訳ありません」
旦那様がうちの両親に頭を下げるとイオくんも慌てて同じようにした。
「顔をお上げください。2人とも無事に戻ってきたんですから」
父はもっと身を低くして焦っている。
旦那様にここまでされては、父はどうしていいか分からず恐縮した様子だった。
父は真面目で忠義一筋の堅物だ。
今回のことも私と結婚させたら不敬になるからと職を辞してお屋敷を去ろうとしたくらいだから。



