伊織さまは、立ち上がってそれを受け取ると、みずから私の前に置いてくれたので凄く驚いた。
「あ、すみません」
私は立ち上がって、何度も彼にぺこぺこお辞儀をする。
「つむぎは、砂糖はスプーン一杯分でミルクを多めに入れるんだよな」
ニコニコ笑う彼が、砂糖を入れてくれようとするのでさらにびっくりした。
「伊織さま、いけません。そんなこと。私は使用人です。伊織さまにそんなことをしていただくわけには」
スプーンを持つ伊織さまの手がピタリと止まる。
あ、どうしよ。
私いま余計なことを言っちゃったかも。
「いつの時代だよ、つむぎ。今は令和だぞ。そんな主従関係なんてくそくらえだ」
彼が少しだけ声を荒げたので、ビクッとして固まる。
怖いっ、やっぱり怒らせてしまう。
そう思ったその時、一瞬の沈黙の後に南さんが、口を開く。
「あ、すみません」
私は立ち上がって、何度も彼にぺこぺこお辞儀をする。
「つむぎは、砂糖はスプーン一杯分でミルクを多めに入れるんだよな」
ニコニコ笑う彼が、砂糖を入れてくれようとするのでさらにびっくりした。
「伊織さま、いけません。そんなこと。私は使用人です。伊織さまにそんなことをしていただくわけには」
スプーンを持つ伊織さまの手がピタリと止まる。
あ、どうしよ。
私いま余計なことを言っちゃったかも。
「いつの時代だよ、つむぎ。今は令和だぞ。そんな主従関係なんてくそくらえだ」
彼が少しだけ声を荒げたので、ビクッとして固まる。
怖いっ、やっぱり怒らせてしまう。
そう思ったその時、一瞬の沈黙の後に南さんが、口を開く。



