一途な御曹司と16歳の花嫁

唇が重ねられると身体中に甘い幸福が行き渡る。


溢れる熱情は私をしっかり捉えて離さない。


「ハァッ」
 

いつもよりも長くて深いくちづけに、頭も呼吸も追いつかない。


唇が離れたその隙に息を吸ったら、またすぐに求められて。


無意識に彼のカッターシャツの胸元を掴んでた指先にもギュッと力が入る。


「好き」


「俺も、ああ、やっぱり我慢するのキツい」


「我慢しなくていいよ」


「バカだな、なにも知らないくせに」


切なげな彼の瞳に見つめられたら、狂ってしまいそうなほどドキドキする。


「知ってるもん」


一応、今時のJKとしての知識はあるつもりだけど。


未知の領域に足を踏み入れるのは勇気がいるけど、彼と一緒なら構わないと思える。


「知らないだろ、俺がどれだけつむぎを好きか」


彼は私の顎に手をやり唇の端にキスをする。