一途な御曹司と16歳の花嫁

心配かけたくなかったけど彼には正直に答えた。


「そうか」


彼は優しく微笑すると私を軽々と抱き上げて、部屋に連れていく。


私も甘えるように彼の首に腕をまわして抱きつく。


彼はベッドに下ろした私を愛おしそうに見つめ頬を撫でるから。


そっと目を閉じて、私からキスをねだった。


すぐに唇を重ねられて、甘い吐息が漏れる。


角度を変えて3度キスしたら彼の方からやめてしまう。


「これ以上したら変になりそうだからもう終わり」


自重気味に笑うその顔は、照れているのか少し赤い。


「えー、イオくんのケチんぼ」


子供みたいにわがままを言って唇を尖らせる。


「ケチって、俺にそれを言うか」


まあ、大金持ちに向かってケチはないか。


苦笑いする彼は私の頭に手を置く。


「だってー」


「じゃあまた帰る前にな」


「うん」