彼の言葉の端々には伊織様に対する憎悪が溢れ出ている。
「俺とあんたがデキちまったら、一体あいつどんな顔をするんだろうな、見ものだぜ」
「や、やめて」
「使用人の娘を奪いあって新海家のいとこ同士がもめたら、さすがに一大スキャンダルだよな。
こんな結婚なんて闇から闇へ葬られるかもな」
壁際に追い詰められた私はカーテンにしがみついた。
だけど、後ろから抱きついてきた正臣の手が服の中に忍び入れられる。
「や、触らないで」
「いい声だすんだな。もっと泣けよ」
狂ったような正臣の声色に、憎悪した。
「イオくん助けて」
ギュッと目をつぶったら大好きな彼の名前が溢れる。
「あの時もそんな風にあいつを呼んでたよな、あいつの弱みがおまえだって知った時、俺は小躍りするくらい嬉しかったよ」
「イオくん、イオくん」
「俺とあんたがデキちまったら、一体あいつどんな顔をするんだろうな、見ものだぜ」
「や、やめて」
「使用人の娘を奪いあって新海家のいとこ同士がもめたら、さすがに一大スキャンダルだよな。
こんな結婚なんて闇から闇へ葬られるかもな」
壁際に追い詰められた私はカーテンにしがみついた。
だけど、後ろから抱きついてきた正臣の手が服の中に忍び入れられる。
「や、触らないで」
「いい声だすんだな。もっと泣けよ」
狂ったような正臣の声色に、憎悪した。
「イオくん助けて」
ギュッと目をつぶったら大好きな彼の名前が溢れる。
「あの時もそんな風にあいつを呼んでたよな、あいつの弱みがおまえだって知った時、俺は小躍りするくらい嬉しかったよ」
「イオくん、イオくん」



