一途な御曹司と16歳の花嫁

恐ろしくドスの効いた声で言い、強引に肩を抱かれる。


「俺のことも楽しませてくれよ。人妻なんだろ?」


「えっ」


どうしてそんなことまで知っているんだろう。


口元を大きな手で抑えられて、頭の中が真っ白になり恐怖で体中がガタガタ震えた。


「正臣様、もうそのくらいでおやめください」


カートの前に立ちはだかっていた大柄の男性が声を潜める。


「うるさいぞ、おまえは黙って見張りでもしていろ」


「ですがこのようなことが、本家の知るところとなれば正臣様のお立場が」


「ふん、この女に口止めしてやるさ。誰にも告げ口できないような事をしてやればいいだけの話だ」


その言葉で、私を襲うつもりらしいことがわかりもうパニック寸前になる。


もう1人の男はおそらく正臣と呼ばれた男の部下が何からしく、立場が下のようだ。