「いや、いやイオ君も一緒にここに隠れていようよ」
だけど、彼は寂しそうに眉を寄せて私を説得する。
「でも、僕は来週には留学しなきゃいけないんだよ、そしたらもうつむぎを守ってあげられないんだ。だからきっちりあいつと話してくる」
もういいの、そんなことはどうだっていい。今あいつのもとへ行ったら行けないの。
行かないでってもう一人の私が叫びだす。私はこの後どうなるか知っているから。
けれど、叫んでも叫んでも声にならなくて、もどかしくて苦しい。
このあと、大変なことになってしまうのを私は知っている。
あいつは、狡猾で残忍な獣。人を傷つけることなんて何とも思わない。
だから行かないで、お願いだから行かないで。
「約束だよ、つむぎ。絶対に出てこないで」
だけど、彼は寂しそうに眉を寄せて私を説得する。
「でも、僕は来週には留学しなきゃいけないんだよ、そしたらもうつむぎを守ってあげられないんだ。だからきっちりあいつと話してくる」
もういいの、そんなことはどうだっていい。今あいつのもとへ行ったら行けないの。
行かないでってもう一人の私が叫びだす。私はこの後どうなるか知っているから。
けれど、叫んでも叫んでも声にならなくて、もどかしくて苦しい。
このあと、大変なことになってしまうのを私は知っている。
あいつは、狡猾で残忍な獣。人を傷つけることなんて何とも思わない。
だから行かないで、お願いだから行かないで。
「約束だよ、つむぎ。絶対に出てこないで」



