認めたフリをして2ヶ月先には別れさせようとしているんだから。
ベッドで半身を起こしている父は、伊織さまとは目も合わせない。
会話の途切れた病室にはテレビの音だけが響いているだけ。
だけど意を決したように伊織さまが話しだした。
「婚姻届の方は昨日のうちに南が役所へ提出しに行きました。
突然、僕の方の事情で勝手なことをしてしまい、すみません」
母が、急いでテレビの電源をオフにする。
きっと彼の様子から大切な話があることを察したのだろう。
「・・・いえ、坊ちゃん」
絞り出すようにそう言ったきり父は口をつぐんでしまう。
私は母と顔を見合わせて、慌てて父に話しかけた。
「お父さん、私は大丈夫だから。とてもよくしていただいて、今日も一緒にショッピングに行ってきたの」
ベッドで半身を起こしている父は、伊織さまとは目も合わせない。
会話の途切れた病室にはテレビの音だけが響いているだけ。
だけど意を決したように伊織さまが話しだした。
「婚姻届の方は昨日のうちに南が役所へ提出しに行きました。
突然、僕の方の事情で勝手なことをしてしまい、すみません」
母が、急いでテレビの電源をオフにする。
きっと彼の様子から大切な話があることを察したのだろう。
「・・・いえ、坊ちゃん」
絞り出すようにそう言ったきり父は口をつぐんでしまう。
私は母と顔を見合わせて、慌てて父に話しかけた。
「お父さん、私は大丈夫だから。とてもよくしていただいて、今日も一緒にショッピングに行ってきたの」



