キリク達の元に敵が雪崩れ混んできた。


後退りする騎士もいる中、断固としてキリクは退こうとしなかった。


敵達は、捕らえられた盗賊に突っこんでしまわないように減速を図った。


その瞬間をキリクは見逃さなかった。















単騎駆け抜け















敵達は崩れ落ちた。


キリクの神経は研ぎ澄まされており、敵達はキリクの速さに唖然とするしかなかった。


そして、その隙を見逃す訳もなく、残された騎士達が攻撃を仕掛けるのだった。


余りにも鮮やか。


踵を返したキリクに、敵達は恐怖を感じる暇もなく崩れ落ち、騎士達は雄叫びをあげるのだった。







駆神キリク、ここに立つ。