側近
「……非常に言い難いのですが、サラ様のお力をお借りになっては如何でしょうか…?」
グリレイオス
「……。」
側近
「……。」
グリレイオス
「…ならん。この戦いは魔女の力なくして勝ち取らねば意味がないのだ。」
側近
「しかし…!!」
グリレイオス
「力を駆使しての解決では今の国王と何ら変わらぬのだ!!」
側近
「……。」
グリレイオス
「…私が死のうとも、私にはサラもグレイオスも残されている。」
側近
「……。」
グリレイオス
「我らは力の前には屈服せず、理と愛を持って、戦い続けられるのだ!!」
側近
「……!!」
グリレイオス
「……アルゴス、最後に頼みがある。」
アルゴス
「はっ!!何でありましょう!!」
グリレイオス
「私の首を切り取り、反乱軍の所へ持って行くのだ。」
アルゴス
「……!?」
グリレイオス
「私の首を持ってしてデザートレインの民の命を保証させ、この戦いを終わらせるのだ。」



