ゼノスは馬を止めた。


ゼノス
「我らは王に仕える騎士ではなかったのか?」


ラウル
「……。」


ゼノス
「我らは共に戦う誇り高き騎士ではなかったのか?」


ラウル
「……。」


ゼノス
「我らは信念を貫く誉れ高き騎士ではなかったのか?」


ラウル
「……。」


ゼノス
「……。」


ラウル
「…確かに我らは王に仕える騎士だった。」


ゼノス
「……。」


ラウル
「だか、我らは、民と共に歩む、新たな道を見つけたのだ。」


ゼノス
「……。」


ラウル
「民の盾となり、王の牙から民を守る…、新たな道を見つけたのだ。」