空いてる席に案内され、メニューを見ながら何を頼もうか迷っていると。


「朝陽ー!」


思ったより早く麻衣が来た。


「麻衣ー、早かったね、なに頼む?」


「んー、ココア」


「おけー。どうしようなに頼もう…。」


「朝陽は昔っから優柔不断だよねー」


「だってー…」


「ほらー、早く頼んで〜」


「んー、じゃあ、………んー………………レモンティー!」


「よし。アイスココアとレモンティーくださーい」


「はーい」


…あ、やっぱりキャラメルラテも良かったなぁ…。


「で、朝陽?」


「んー?」


「明後日出かけんの?」


「んー、そうー。」


「じゃあ、明日買い物行く?」


「いいの!?!」


「いーよ。」


「やった!行こう、明日!」


「おーけー。」


「麻衣は?聞いて欲しいことって?」


「あー…実はさぁ…なんか、2人で出かけようって、誘われてさ…」


「っ!?!誰に!?!」


「えーと、武田。」


「あ、晴真君?」


「そー。…アイツ、私の事好きなの?」


「えー、どーなんだろう…でも、二人で遊ぼうってことは、そーゆー事なのかな〜?」