「麻衣〜!!!」


夏休みが始まってはや3日。


今は、麻衣と電話をしてるとこ!


『…朝陽、うるさいー…』


寝起きの麻衣はちょこっとテンション低め。


といっても、もう11時半ですよー!


起きる時間だよ!


「…麻衣、買い物付き合って〜!!!」


『なになに、どうしたの。』


「実はさ、明後日、冬夜君と出かけることになって…」


『おー。あー…私もちょっと、聞いて欲しいことあるんだけどさ、今からカフェ行かない?朝陽の家の近くの』


「行くー!!先いって待ってるね!」


『うん、じゃあ、今から行く。』


「はーい」


やったー!麻衣に会える!


…聞いて欲しいことって、なんだろ?


珍しいなあ、麻衣が聞いて欲しいなんて言うの。


ま、いっか!


ということで、速攻で準備をして、家の近くのカフェに出かける。


「いらっしゃいませー」


「こんにちはー!」


ここのカフェは家が近くてよく来るから、もう店員さんみんな知ってる!


「あら、朝陽ちゃん。今日は1人?」


「あ、いえ!友達と待ち合わせで!」


「わかった、案内するわね。」


「はーい」