｢えー、かーわいそー｣


…別に、こーゆーのは、慣れてるし。


｢今一人暮らしらしいよ？｣


｢えーっ高校生で？！やばくない？？｣


…まあその情報、あながち間違えでもないし。


こんなこと、何でもなかったのに…。


｢やめよーよ、そーゆーの！｣


…もう、なんで君は。


｢あ、朝陽…！｣


｢冬夜君だって、なりたくてそうなった訳じゃないよ…！それをさ、そうやって言うのは…よくないと思う！｣


そうやっていつも、俺の事救ってくれちゃうの…。


｢…や、別に馬鹿にしてたとかそーゆー訳じゃないんだよ？ただ、ね？そーゆー、噂を聞いちゃっただけで〜…｣


｢…広めなくたって、いいじゃんっ｣


｢…や、ほんと、たださ、柊君、イケメンじゃん？だから、そんな噂意外だなーって、思って、｣


｢冬夜君は…変わらないもん、親がどうだって、冬夜君は…冬夜君だもん…｣


｢…そーだった、彼女だもんねぇ〜、嫌だよねえ、彼氏悪く言われるのは〜｣


｢…ち、違うよ！そーゆーのじゃなくて…彼女だからとか、彼氏だからとかじゃなくて…。ただ、冬夜君のこと、そーゆー風に見て欲しくないんだよ。｣


｢ふうーん？｣