しゅんとしたら言うこと聞いて貰えるって思ってる…!!!


「その手にはのらない…!!!」


「はははっ、バレた?」


やっぱりわざとしゅんってしてる…!


可愛いもん、可愛いもん…!


しゅんってしてる冬夜君可愛いもん…!!!


言うこと聞きそうになっちゃうよ〜!!!


「ま、いーや。また今度、ね。」


ニコ、と笑う冬夜君はなんだか悲しげで、胸が締め付けられた。


「冬夜君…?」


「ん?なに?」


だけど次の瞬間には元に戻っていて、私の勘違いだったのかな、と、思うことにした。


「んーん!なんでもなーい!」


「あ、朝陽、溶けてる!」


「うわ!もー、冬夜君が変な事言うから〜!!!」


「え?変な事言った?」


「言ったじゃん!食べさせてとか〜!!!」


「変な事じゃないじゃん」


「うわぁ…!!!恋愛上級者には分からないんですよぅ!!」


「ん?俺もそんな、付き合った人多くないけど」


「え!?」


「朝陽いれて、3人」


「十分でしょ!」


「はははっ」


…神様、どうか、この幸せな時間が、ずっと、ずーっと、続きますように。