「はーい、冬夜の負け〜」



柊 冬夜、高校2年。


毎日、ふつーに楽しい生活を送っている。



…だけど、今日は違った。


「はー、最悪」


「ふっふっふっ、やっとだね〜ずっと他のやつだったし!」


「晴真、うざい」


俺のクラスでのいわゆるイツメン?ってやつは6人で、その中でも仲がいいのがこいつ、武田 晴真(たけだ はるま)


多分本当は良い奴なんだけど、なにかとちょっかいかけてくるちょっとウザイやつ笑


「で?だれなの?俺はどうすればいい訳?」



「うーん、誰がいいかなぁー」


「あ、あの子は?」


「⚪⚪ちゃん。可愛いし」


「あーいーねいーねー」


「あ、でもさ、冬夜だよ?しかも初回!」


「たーしかにー。いつも通りじゃなぁ〜」


「は?いつもと同じでいいだろ?!」


「えぇーつまんないー」


「あ、俺いいこと思いついた〜。じゃあさ、どう?これ!」


「…あー、ほんと晴真って、余計なことしか言わないよなぁ…」


「まぁね〜♪」


「褒めてねぇよ」


「まあまあ、てことで冬夜君、がーんばってね〜♪」


「…最悪」